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知ってる? 愛犬の縄張り行動

縄張りとは、動物が食べ物を確保したりするために他の動物の立ち入りを許さない領域のこと。
そして、縄張りを作ることを「縄張り行動」と言います。

わんちゃんを飼っている方も多いかと思いますが、実は犬も縄張りを作ったり主張したりしているんです。
今回は、犬の縄張り行動とその対処法をご紹介させていただきます。

散歩中のおしっこ多くない?

わんちゃんとの散歩中、電信柱の近くや道の端っこで立ち止まってにおいを嗅いだ後、おしっこをかける姿をみたことはありませんか?

この行動こそマーキングと呼ばれるもの。

おしっこで自分のにおいをつけて、「ここは自分の場所だぞ」と主張しているんですね。
そして、一度マーキングした場所にはにおいが消えないよう繰り返しおしっこをかけるようになります。

マーキングには縄張りを主張する以外にも、発情期を知らせたり安全な場所を確認したりする意味もあります。
知らない場所にわんちゃんを連れて行くとマーキングで忙しそうにしていますね。

においで近くにどんな犬がいるのか情報収集して、おしっこをかけることで自分のにおいをつけているんです。
犬の嗅覚は優れているのでにおいだけでオスかメスか、自分より強いのか弱いのか分かってしまいます。

ただ、人の家の前などでマーキングされては困ってしまいますよね。
そんな時はリードを引っ張ってマーキングを止めさせてください

わんちゃんにそこでマーキングしてはダメだということを伝えてあげましょう。

わんちゃん同士のケンカ! どうする?

散歩中にわんちゃん同士がばったり出会ってしまい、急に吠えかかってケンカになってしったことはありませんか?
自分の縄張りに侵入してきた他の犬を威嚇しているんです。

そんな時はリードを強く引いて威嚇をやめさせるようにしてください
威嚇癖がついてしまい、エスカレートしてケンカになってはいけません。

わんちゃん同士のケンカには、自分と相手の順位を決める意味合いも含まれています。
コミュニケーションとしてのケンカです。

兄弟とともに育った犬は、コミュニケーションとしてのケンカを通して社会性を身につけます
でも、子犬のころに飼い主さんのところへやってきたわんちゃんは、他の犬との接し方を知りません。
社会性が身に着いていないわんちゃんは、本気でケンカをして相手のわんちゃんにけがをさせてしまうこともあります。

そんな時は、気が合うわんちゃんと交流させてあげてください。
散歩中に出会ってしまっても、ケンカにならないわんちゃんはいませんか?
他のわんちゃんと交流することで社会性を身につけることができます。

訪問者に向かって突然の威嚇!

宅急便や友人などの訪問者にわんちゃんが吠えてしまうことも多いはず。
わんちゃんにとって家は最も安全な縄張りです。
なので、縄張りを守ろうとしているんです。

番犬としては合格! と考える人も多いかも知れませんが、その考えが吠え癖につながる可能性も。

例えば、宅急便などの業者はすぐに帰ってしまいますよね。
わんちゃんは自分が吠えたから、侵入者がいなくなったと勘違いしてしまうかもしれません。
吠え癖がついてしまうと、近隣にも迷惑がかかってしまいます。

実は、吠え癖を直すには叱るだけではダメなんです。
吠えなかった時や叱って吠えるのを止めたときはすぐに褒めてあげてください。

犬のしつけでは、良いことをした時だけではなく悪いことを止めたときにも褒めてあげることが重要です。

縄張り意識は祖先の名残?

犬はもともとオオカミが飼いならされて家畜化したものだと考えられています。
そして、オオカミは群れをつくり縄張りの中で生活していました。

野生のオオカミは生きるために餌をとり、繁殖行動をしなければならなかったため、縄張りはとても重要なものでした。
縄張りに入り込んできた侵入者は安全な生活を脅かす存在だったので、侵入者を見つけると攻撃態勢をとっていました。

わんちゃんが縄張り行動をとったり、散歩中に出会った他の犬を威嚇したりするのは、祖先から受け継いだ本能が残っているからなんですね。

愛犬の性格を知って正しいしつけを!

縄張り意識の強さは犬種によって違います。
シェパードなどは特に縄張り意識が強いため、幼いころからきちんとしつけることが大切です。

大型犬は一度ケンカを始めてしまうと人が止めるのは難しいですよね。
なので、安全のためにも幼いころからしっかりしつける必要があります。

もちろん、縄張り意識は犬種だけではなく、犬の性格によっても違います

あなたの愛犬は縄張り意識が強いですか?

犬種による性質と愛犬の性格を理解して、愛犬に合ったしつけ方でしつけてあげてくださいね。

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